そしてゴクンと飲み込んでから、お兄さんをチラリと見やる。
「食ったか? 悔いなし?」
「食べました、けど……悔い?」
――悔いってなに? おにぎりに悔いとかそんな深いモノあったっけ?
なんて悩んでいると、タイムオーバーを告げられた。
「もう時間切れ」
お兄さんは告げるなり、私のおにぎりを持つ手の上から、自分の手を重ねておにぎりを持った。
つまりは……私の手をお兄さんの手が私の手を包んでいるって事で。
「ぅひゃあああっっ」
思わず叫んでしまう私。
も、こういうの慣れてないんだってばっ。
って思うのにそれに気付かれることもなく
「いただき」
一言の断りを入れて、ガブリと噛みつき……一口で残りの半分を食べてしまった。
「おっ!?」
おにぎりがっ!! と叫びそうになり、「お」で止めた私。と、私に構わずにもぐもぐし続けるお兄さん。
その態度についていけなくて、飲み込むまでお兄さんを凝視した。
そして、そんな私の瞳を見つめ返しながら食べるお兄さん。
初めて、だと思う。
好きだと気がついてからも、まともにお兄さんの顔見たことなんてなかった。
だから、どんな顔なのかも正直分かってなかった。
鼻筋が通ってて、とっても黒目がちで、黒縁の眼鏡がなんか知的な感じで。黒髪がつるつるで、綺麗に切りそろえられてる。
特別何かあるわけじゃない、普通のお兄さんだ。どこにでもいる。
漫画とか小説に出てくるような、超絶美形! とか、学園一モテルとかそんなタイプじゃない。
でも私には、このお兄さんが見せる笑顔とか、優しい笑みとか、さっきみたいに笑ってるところとか、自習室で集中して勉強してる姿とか。
その全部がカッコよく見えちゃうんだから、もう間違いなく恋なんだって思う。
だって、今目の前でもぐもぐしてる姿すら、愛しさを感じるんだから。
――って、愛しさって!!
ピンクの思考に占領されかけている私は、自分で自分を辱めて勝手に顔を赤くした。
「食ったか? 悔いなし?」
「食べました、けど……悔い?」
――悔いってなに? おにぎりに悔いとかそんな深いモノあったっけ?
なんて悩んでいると、タイムオーバーを告げられた。
「もう時間切れ」
お兄さんは告げるなり、私のおにぎりを持つ手の上から、自分の手を重ねておにぎりを持った。
つまりは……私の手をお兄さんの手が私の手を包んでいるって事で。
「ぅひゃあああっっ」
思わず叫んでしまう私。
も、こういうの慣れてないんだってばっ。
って思うのにそれに気付かれることもなく
「いただき」
一言の断りを入れて、ガブリと噛みつき……一口で残りの半分を食べてしまった。
「おっ!?」
おにぎりがっ!! と叫びそうになり、「お」で止めた私。と、私に構わずにもぐもぐし続けるお兄さん。
その態度についていけなくて、飲み込むまでお兄さんを凝視した。
そして、そんな私の瞳を見つめ返しながら食べるお兄さん。
初めて、だと思う。
好きだと気がついてからも、まともにお兄さんの顔見たことなんてなかった。
だから、どんな顔なのかも正直分かってなかった。
鼻筋が通ってて、とっても黒目がちで、黒縁の眼鏡がなんか知的な感じで。黒髪がつるつるで、綺麗に切りそろえられてる。
特別何かあるわけじゃない、普通のお兄さんだ。どこにでもいる。
漫画とか小説に出てくるような、超絶美形! とか、学園一モテルとかそんなタイプじゃない。
でも私には、このお兄さんが見せる笑顔とか、優しい笑みとか、さっきみたいに笑ってるところとか、自習室で集中して勉強してる姿とか。
その全部がカッコよく見えちゃうんだから、もう間違いなく恋なんだって思う。
だって、今目の前でもぐもぐしてる姿すら、愛しさを感じるんだから。
――って、愛しさって!!
ピンクの思考に占領されかけている私は、自分で自分を辱めて勝手に顔を赤くした。

