ー翔羽sideー

俺は無我夢中で未実の唇を覆う。

「んぁ!!しょ、う・・・。」

「黙れ!!」

はぁ。今日のイライラを未実にぶつけてる。

かっこ悪っ。

でも、必要ないって聞かれた時、俺の中で何かが千切れたんだ。

もう、コントロールが効かない。

大学の空き教室だということを忘れて、未実を求める。

「しょ・・・やめよ。」

「やだ。まだ足りない・・・。」

乱れた未実の服をもっと乱れさせる。

ーピクンッ。

「翔羽・・・。やめて。」

「お前が悪ぃんだ・・・。俺をこんなにめちゃくちゃにするまで惚れさせたんだから。」

もう、独占欲だけで動く俺の身体に

理性は無くなっていた。