家の前の黒い車に乗り込み、叔父様が運営されておられる私立星ノ宮女学園へ。

「東雲。今日もお迎えよろしくね。」

「かしこまりました、お嬢様。あ、着きましたよ。」

「ありがとう。」

東雲はわたし付きの運転手で、小さい頃から一緒なのです。

だから、タメ口で話せる大切な人なんです。