そして放課後。 「瑠奈、帰るぞ」 クラスまで迎えに来た大雅。 大雅が迎えに来るのは いつものこと。 「た、大雅?」 「あ?」 いつもと違うのは… 「なんで戸田君がいるの?」 「は?」 あたしがそう聞くと 大雅も眉を寄せて振り返る。 そこにいるのは 笑顔を浮かべた戸田君だった。