出会いは偶然じゃなくて運命



夕方、家に帰ると

『お帰りっ!今日は遅かったのねー?』


「う、うん!ちょっと遊んで帰ってきた!」

『遊んでもいいけど、気をつけてね?もうそろ夕飯だから手を洗って来なさい』

「はーい。」

なんか、お母さんの顔を見ると罪悪感に襲われるよ…


中学2年でこんなことしてもよかったのかな…?

でも、匡が好きだから。

好きになるって怖いって思うよ。

『おい。』

「わっ!」

夕飯を食べ終え、部屋に入ろうとしてた時だった。

「びっくりしたー!」

『早く入れよ。邪魔だな。』

ちぇ、学校では優しかったのにな。

「あ、そうだ。お兄ちゃん、今日はありがとうね。」

『気持ちわりーこと言ってないで早く部屋に入れ。』

「へいへーい」

『…なぁ。』

「んー?なーに?」

『…やっぱいい。なんでもねー。』


「なんだよ、気になるじゃんか」


『いいから、早く入れ。俺の部屋、お前の部屋の隣なんだからお前が入らなきゃ通れねーんだよ!』

「なによっ、止めて来たのはお兄ちゃんじゃんかー!」

『あー?』


そう言って鼻をつねろうとしたのだろう


びくっ!

今日匡に叩かれたことを思い出してビクッと目を閉じて固まってしまった。

『お前っ…!』

お兄ちゃんは目を見開いてびっくりしてた。いつも鼻をつねられる時私は固まったりしないからだと思う。

『お前、今日の右頬って…』

「ちょっとびっくりしただけじゃん!つねられるの痛いんだからねっ!」

うそ。お兄ちゃんは軽くつねるから痛くない。

「もー部屋に入るからっ!止めないでよ⁉」

さっさと部屋に入った。

なんか…気づかれちゃったかな?

お兄ちゃん、結構びっくりしてた…