次の日、学校が終わり校門を出たとこに
あいつがいた。颯太先輩。
なんでいんのよ。
学校に引き返そうとしたら
腕を掴まれた。
「っ!離してくださいっ!」
『昨日は悪かったよ。それだけだ。じゃあな。』
え?なになに。実はいい人なの?
単純な私は、謝れるとすっかり許してしまう性格なのだ。
『おい。綾。あれ山本先輩だよな?』
後から出てきた裕翔が聞いてきた。
「うん。知り合い?」
『知り合いってか、サッカークラブの先輩だよ!な、匡!』
『うん。あの人、サッカーめちゃくちゃ上手いから、俺の憧れ。』
「へー。そうなんだー。あ、帰るの?一緒に帰ろうっ!のんちゃんがまた委員会なんだよー。」
『クラス委員なんてやるからだよな。いいぜ、帰ろう!』
「のんちゃんらしいじゃん。クラス委員とかさ。」
3人で帰ることになった。
