「もー!その人が何だっていうのよ!」
『うーん?綾の婚約者っ♪』
「へー。婚約者。」
…ん?
「婚約者っ⁉はっ⁉何それ⁉」
『そう君と同じ幼稚園だったの覚えてないの?綾はそう君大好きだったのに。結婚するーって。そう君も綾が大好きだったのよ。で、そう君のママと2人は婚約者ねって。』
ちょっとまて。
それは幼稚園の頃の話だよね?
「そんな小さい頃の話し間に受けて婚約者なんて、勝手に決めないでよ!私は自由な恋愛するんだからっ!」
『だって、そう君のママもその気よ?綾のことめちゃくちゃ気に入ってくれてるし。』
「いやいや、気に入ってくれてるし。とか、知らないから。幼稚園の時に会ったくらいで、今の私のことは知らないじゃん!」
『何言ってるの、綾。そう君ママによく会ってるじゃない。』
へ?
