「…もしもし。」
『なにお前。自分が悪いって思ってないの?』
「今日のことは私、悪いって思わない。実際、あの場にいたくなかったから、お兄ちゃんがさっさと連れて帰ってくれて助かったって思ってる。」
『お前の男好きには呆れるわ。それに比べて愛理は俺にべったりだよ。愛理と付き合おうかな。』
な…にそれ!
もう、頭にきてしまった。
「…そう。よくわかったよ。じゃあ、愛理ちゃんと付き合えば?それが匡の望みならそうしなよ。」
なんか冷静になってきてしまった。
『嘘に決まってんだろ。なんだよ、お前は俺と別れたいんだ?あ、そっか。男いっぱいいるもんな?』
匡がこんなにめんどくさい奴だとは思わなかった。
「冗談でも言っていい事と悪い事があるよ!もう、いいから。さよなら。」
私は電話を切ってしまった。
そして携帯の電源も切った。
切った途端涙が出てきた。
いつも、いつも匡は私を男好きだって言う。何が男好きなの?
匡のこと考えて男子のこと避けたりしてるのに、なんでそんなこと言われなきゃいけないの?
それに愛理ちゃん、愛理ちゃんってさ。
私は泣いて泣いて泣きまくった。
悔しいのと悲しいのとで感情がぐちゃぐちゃだった。
しばらくして疲れて寝てしまった。
