お風呂に入り、綺麗さっぱりになった私は、部屋に戻り携帯を見ると…
着信20件
メール10件
…。
匡からだった…
一気に現実に戻された。
《電話出ろよ》
《無視してんじゃねーよ》
《返事返せ》
恐怖で震えた。
こ、怖い…
コンコン
『おい、綾!颯太来るぞ?そろそろ夕飯だって!』
お兄ちゃんが言ってる。
けど、耳に入ってなかった。
ガチャ
『おい。っ!お前、顔が真っ青だぞ⁉どうした?』
お兄ちゃんが私の揺らしながら聞いてきた。
「あっ、お兄ちゃん…。なに?」
『なにって、お前…。』
「だ、大丈夫だから!どうしたの?」
『…夕飯だってさ。下に降りて来い。』
「うん。わかった。先に行ってて?」
そう言ってお兄ちゃんを部屋から追い出した。
