出会いは偶然じゃなくて運命



『ダメよ。可愛い顔が台無しじゃない!お茶飲んで落ち着いて?』

ぐすっ

お茶を飲んでいたら

ガチャ

『何、母さん泣かしたの?』

お風呂上がりの先輩がリビングに来た。

『泣かしちゃったみたいね。』
「違います!お母さんの優しさに嬉しくて…」

『お母さんだって!お兄ちゃんっ!ママ嬉しいっ!』

『綾、おばさんでいいんだぞ?…いてっ!』

お母さんが先輩をつねっていた。

『あんたにおばさんって言われると腹立つわ!』

『いってーな!』

「ふっ。あははは」

2人のやり取りがおかしくて笑ってしまった。

『そうそう!綾ちゃんは笑顔が一番よっ!』

『だな。』

『それより、本当におばさんでいいのよ?』

「いえ、おばさんって言うほどの年に見えなくて…。」

『もー!綾ちゃんってなんて可愛いの⁉ 嬉しすぎて、踊っちゃうわ!』

だって、本当におばさんなんて言ったら悪いくらいの若さなんだもん!

『踊るなっ!綾もお世辞言うと後悔すんぞ?』

『なによ、うるさいわね、お兄ちゃん。じゃー、奈々美さんって呼んでちょうだい?』

『はー⁉名前で呼ばずきかよっ⁉』

『黙りなさい。』

「奈々美さんって呼ばせてもらいます♪」

『ほんと綾ちゃんって可愛いわー♪』