「お、お兄ちゃんも先輩も、私そんな話ししらないです!」
匡の見えなくなった所で私は2人に言った。
『あ?だって今考えたデマだからな。』
デマ…?
『そう。声でけーからよ、後ろいると聞こえんだわ。会話。』
『お前、あの場にいずらいんじゃねーかなって思ってな!』
…
「お兄ちゃん…、先輩…」
『っ!あー、俺は先に帰るぞ!お前のその顔は吐き気するからな!颯太、後はよろ。』
「あ!お兄ちゃんっ!」
さっさと帰ってしまったお兄ちゃん…
『はは。綾の泣き顔見たくねーんだよ、あいつは。てか、大丈夫か?』
「…はい。おかげで助かりました!」
『…。無理すんなよ。あんなことされて嫌じゃない奴なんていねーよ。てか、なんであの女も一緒にいたわけ?』
「わからないです…。今日は一緒にっヒクっ、帰るってっヒクっ!」
『あぁー!ごめん!聞いた俺が悪かった!』
「うぅ…。いいんです。ぐすっ、先輩達はヒーローですね…」
『…ヒーローじゃねーよ。』
歩きながら話していたらマンションに着いた。
