「殺したければどうぞ殺してください。後悔するのは貴方たちです」
リーダーっぽい女の子は怖いもの知らずなんでしょうね。
取り巻きの女の子二、三人は既に怖がって言葉も発しなければ、動きもしてませんし。
「うちが後悔なんかするわけねーっしょ!!」
その言葉と同時に彼女は持っていた果物ナイフをこちらに向けて走ってきました。
私は避けたりしません。
だって、殺したければどうぞ殺してくださいなんて言ってしまいましたから、避けるなんてやりません。
もし私がここで死んだとしても後悔するのは彼女自身なわけですから。
目を瞑って突っ立ってる私に、痛みなど全く襲ってきませんでした。

