先生ならまだ分かるとして、同い年の絢とか佐々木とか前の男とか。 まあ、良いけど。 …とは、言ったものの俺はなぜか今日一日、授業中もあいつの事ばかり考えてしまったらしく授業内容なんてものは聞いているはずもなく。 いつもの自分じゃない気分だったことしか覚えてなかった。 「屋上行こーぜ慧」 「ん」 昼休み。 俺らは常に三人…絢を入れて三人で屋上に来ている。