私の時間が、止まった時でもありました。 風の音も自分の声も遊園地の乗り物の音も、何もかも聞こえなくなって 聞こえるのは八神くんが言ってくれた言葉だけでした。 ……え? い、今…八神くんは何て言ったんですか!? 「八神くん、もう一度…言ってもらえませんか!?」 「は?言わねぇよ馬鹿が」 今、好きだって。 八神くんが私を好きだって言ったんですか? えっと、意味が分からないんですが。 説明とやらは不能、と…そう言う事ですか。