「じゃあ、またね。明日の午後」
中途半端な言葉を残して大岐くんは去っていきました。
明日の午後、なんでしょうか?
またここに来て話そうって事なんですかね?
言葉足らずな大岐くんは五年前の大岐くんと同じです。
「花咲」
「はい?」
「久しぶり」
「し、篠束くん?」
「ああ」
今日は何の日ですか。
ドッキリか何かですか。
こんなに旧友と会うなんて不思議ですね。
「髪色落ち着きましたね」
久しぶりに会う篠束くんの髪色は金髪から黒髪になっていました。
まるてわ別人です。
面影が全くと言って良いほど無いですし。
「医者だから」
「そうですね、おめでとうございます」
「さんきゅ」

