言い終わらないうちに、私の瞳からは涙が止めどなく零れてきました。
自分の伝えたい事を言葉に出来たのかは分かりません。
ですが、まとまらなくても…私が言いたかったのは
出会ってくれて有難うございます。
友達になってくれて有難うございます。
全部、全部…感謝してるんですよ。
「哀の馬鹿ぁ…最後に、っ…泣かせないでよ…」
「馬鹿哀。…初めて会ったとき意地悪してごめんな…?うち、…哀と友達になれて良かった…」
女子三人で泣きながら抱き締めあったのは初めてでした。
二人とも、暖かくて…。
安心したらまた…涙が溢れてきました。
それを見ていた男子軍は呆れたように、でも
嬉しそうに私達の事を見守ってくれていました。
何も言葉を言わず、ただ見守るだけでしたけど それでも私には伝わりましたよ。
「有難う」や「良かったな」…そんな眼差しで見てくれていた事を。

