奇跡を信じてみませんか?



「そういえば、私が初めて喋ったのは八神くんでしたね。

同じ学級委員で、ノートを持っていく時に助けてもらい少しだけ会話をしました。

それから、八神くんの弟の凌くんでしたね。
八神くんの過去の事で凌くんの中学まで足を運んで

初めて八神くんの過去を知りました。
その次の日ぐらいに…八神くんを守った?事で佐々木くんと絢ちゃんが話しかけてくれましたね」

「哀…」

「花咲ちゃん…」

思い出を私は言葉に綴り続けました。
忘れないように、忘れてもらわないように願いを込めて言い続けました。