「八神くん!!…八神く…ん…っ!!」
泣きながらでも、必死に叫び続けました。
色んな人に見られようと、気味悪がられようと関係ありません。
八神くんだけが気付いてくれれば、それだけで良いんです。
「君、その格好は…制服だね?どこの学校の生徒なんだい?」
従業員の人らしき人が私の腕を掴んでどこかに連れて行こうとしました。
このままじゃ、追い出されるか、別室に入れられてしまいます…!!
八神くん…気付いて下さい…!!
「八神く…!!」
「すみません、こいつ、俺の連れです」
俯いて叫ぼうとする私の声を遮るのは私の探していた人の声でした。

