奇跡を信じてみませんか?



「自分で…食べれます…よ…?」

「人の好意を無駄にすんな、食え」

強引ですね。
仮にも私は病人なんですよ?

もっと丁寧に扱ってほしいものです。

「…はい…」

パクリと一口。

「…美味しい…です…」

想像以上に美味しくてビックリしました。
八神くんは料理も上手いんですね。

もしかして、毎日凌くんのご飯を作ってらっしゃるとか?

そうだとしたら、良いお兄さんですね。
弟のために料理をして、洗濯もして家事をして…専業主夫みたいです。

私も自分で料理はしますが、私より上手です。
…来てくれるなら前もって言って下さいよ。

部屋ぐらい綺麗にしたかったです。