電話を切ってから、また寝たのですが八神くんが電話をかけてきてくれてから悪夢を見ずに安心して眠っていました。
…恋ってすごいですね。
次の日の朝。
昨日よりも体が怠く、頭もボーッとします。
確実に熱が上がったのは自分でも確認できました。
今日も休みましょうかね…。
電話…すら、できる気がしません…。
無断欠席なんて、ダメですよね…?
でも、どうしたら…
ピーンポーン…
そんな事を考えていた矢先、家のインターホンが軽やかに鳴り響きました。
鳴らされても出れないのですが…。
そう思いながらもフラフラする足取りで私は玄関に向かいました。
倒れないように、と。

