奇跡を信じてみませんか?



『花咲の母親ってさー、花咲を産んで死んだんだろ?』

『そうなの?可哀想なお母さん』

『こんな奴を産んで死ぬなんてな』

『こいつが死ねば良かったんじゃねーの?』

ケラケラ笑いながら、そう言うのは誰ですか。
聞き覚えなんてない声なのに どうして私の母親の事を知ってるんですか。

私が死ねば良かったんですか。

『じゃあ、殺そうぜ』

そう言って私の首目掛けて伸びてくる"それ"は一体なんですか。

私を、どうする気なんですか。

『殺ーれ!!殺ーれ!!』

『殺せ!!殺せ!!』

『さようなら、花咲哀』

…っ、は…苦し…い、んですが…っ。

私の首を絞めて、楽しいんですか。
人が苦しんでるのに、どうして笑ってられるんですか…!!

苦し…、のは…どうして…ですか…っ!!