「…ありがとう…哀…ありがとう…っ」
絢ちゃんは私たちと関わってから涙腺が弱くなったみたいですね。
「つーか絢。俺はお前と別れる気なんてねーから」
「…っ、蓮…聞いてた、の…?」
「悪い。けど、いつ出たら良いか分からなかったからさ」
「ん…平気…」
この二人なら卒業まで別れる事は無いでしょうね。
運命の赤い糸で結ばれてるそうですから。
絢ちゃんがずっと前に言ってました。
『私たちが出会ったのは運命。蓮や哀、夏希とも…出会ったのは運命なんだよ』
と。
運命、奇跡…信じてみるのも悪くないのかもしれませんね。
「私も別れたくない…よ…」
「当たり前だろ。離さねー…「イチャイチャするなら他所でやれ」
…八神くんは相変わらずの冷たさです。

