お熱いのがお好き?


「麻紀さん……
こんな話しちゃってビックリするかもしれないけど、カレン、悩んでるんれす。

マー君のこと、大好きなんらけど、なんか…えっと…マー君て、あんまし、カレンの身体がよくわからないみたいで、何やっても的外れなんらよね…夜のアレがね。

一緒に住んで2年も経つのに〜はっきし言って感じないの。

あんまし、カレンの方からああして、こうしてとか恥ずかしくて言えないし。

だから、マー君と愛し合う時は、あーそこじゃないよ、とかもう早く終わってくれないかなーとか思っちゃう。

前の人は、すっげえ気持ちよくしてくれたのに…

マー君に悪いから、イッテル演技とかしちゃって。
おかげでカレンは、ちょっと欲求不満。


エッチは嫌いじゃないし、本当は、熱ーいひと時を過ごしたいのに…」


カレンは下を向き、もじもじしながらも赤裸々に語る。

薄暗い照明の下でも、彼女が赤面しているのが分かった。



「まあーあんた若いから、まだ身体が熟れていない部分があるのかもねえ!」


麻紀は、椅子の背にもたれ、ちょっと胸を逸らした。