「まっ、家入ろーぜ」

「うん、てかあたしの家だし」



ソファーに座って訳を聞いた


「あのね、廉君は4歳の頃まで
 家が隣同士だったの」


「けど、他県に引っ越すことなっちゃって」


「親の離婚で俺こっちに戻ってきたんだ」


そんな事情抱えてたんだ


「これ」

お母さんが一枚の写真を持ってきた


「これ・・・。あたし」

「と、おれ」



やっぱり本当なんだ