サキの唇は震えていて、それは寒さからなのか、感情の高ぶりからなのか、わからなかったけど、僕は彼女にキスをして冷たくなった唇を暖めました。


彼女の唇は、最初堅く閉ざされていたけど、僕の舌で次第に解けていって、やがて小さな穴が空き、僕の舌はその穴から滑り込み
サキの小さな柔らかい舌を取らえ、僕らは口の中でひとつになりました。


サキの唾液は僕の舌に絡まり、体内に溶けて行くのがわかりました。