「居たわ。


でも、あなたが来るとは知らなかった。


富岡から呼び出されて、仕方なく行ったの。


あなたのことで重要な話があるからと言われて」


「感じたよ。


あの時、君が居るって感じた。


側に居るって。


だから僕は、あの時、小切手を破いたりしたのかもしれない」