HIVに捕らわれて

僕はどうでも良いことを考え続けました。


それが僕の


「何かを避けて通りたくなった時に気分を紛らわせる」


身につけたやり方でした。



さりげなく、ぼんやりと、エレベーターホールを探しました。


現実的なことを考えるわけには行きませんでした。


思考を停止しないと、やっと下した決断を白紙にしてしまいそうだったからです。