HIVに捕らわれて

「愛してるんだ」


僕の声はやっと出口を捜し当てた安堵の気持ちに満たされました。


「愛って何?


まさか決して後悔しないことなんて言うんじゃないでしょうね」


彼女の疑わしそうな声。