そして僕の話を最後まで聞くと、アヤは別の場所に行きたいと言いました。
「お客が居るの。
ここに。
さっき入って来て、奥に座ってる」
見ると初老の紳士でした。
僕らは大きなビルをあとにしました。
ある意味綺麗で、またある意味では汚い利権にまみれた大きなビルを。
「お客が居るの。
ここに。
さっき入って来て、奥に座ってる」
見ると初老の紳士でした。
僕らは大きなビルをあとにしました。
ある意味綺麗で、またある意味では汚い利権にまみれた大きなビルを。


