医師はうなずきました。


もっともな意見だと言わんばかりに。




「おめでとうございます。


陰性です」


「陰性という事は、○ですか。×ですか」


「○です。


陰性の場合、まず間違いないでしょう。


これから、幾らでも出来ますよ」


医師は平坦な声でそうつぶやきました。