この町に来てから
春に出会ってから
2週間が経とうとしていた8月13日
朝食を食べた私は台所に立ち、
2人分のお弁当を作っていた。
まあコンビニ弁当ばかりだった私が料理なんて出来るはずもなく。
「おばあちゃんこれどうすればいいの!?」
「きゃー!助けて!」
「指切った、いたい!」
なんて、隣でせっせとお手伝い?をするおばあちゃんに助けを求めてばっかり。
お昼までに持っていかないと意味がないのに、結局作り終わったのは12時半。
「やばい!
おばあちゃん行ってきます!」
絆創膏だらけの手で保冷バックを持ち、
家を飛び出した。
.....もっと練習しとけばよかった....
後悔しながらもひまわり畑までの道のりを全力で走り、まだ昼食の部類に入るであろう時間に着くことができた。
「春っ!!」

