「まじ!?こいつらと同じ名前かぁ」
彼はニコニコしながらひまわりと私を見つめる。
....違う......
「私はこの花と同じなんかじゃない」
「.....え....もしかして一緒にされるの嫌だった?」
心配そうに聞く彼に、ううんと首を振りながら
「私は.....こんなに綺麗でもないし....真っ直ぐ上を向くこともできない.....」
全然....
同じなんかじゃない ....
だんだん暗くなる私をよそに、目の前の彼はクスクスと笑い、
───グッ
「きゃっ」
思い切り私の手首を掴んで、どこかに連れていこうとした。
「ちょ!なにすんの!」

