そんなとき、誰かが走ってくる音がしたと思ったら、入口には、少し焦った顔をした島津さん。
「っ・・・ここにおいででしたか。」
と安堵のため息をついた。
「す、すみません。私を探してましたか?」
「はい。私がというか、常務がですけど。」
「え、あき・・新城さんがですか?すみません。」
私は、深々と島津さんに頭を下げた。
「いいんですよ。あの人が過保護なだけなので。もう、お戻りになられますか?」
「はい。すぐ、戻ります。」
島津さんにそう告げて、倉橋さんたちに挨拶しようと振り向いたら、
「はい。」
倉橋さんが私に手渡しのは、、コーヒーだった。
