もう少しだけ、あなたのそばに


「ねえ、月島さん。俺たちと飲みに行かない?
一人じゃあ、不味かったら、友達も呼んでいいからさ。」


なんとなく、女の子慣れしている安西さん。


「安西、お前、それ、ナンパみたいだけど?」


と倉橋さん。


「ナンパだけど?」


とおどける安西さん。


二人の会話に思わず、


「フフフッ」


笑いが止まらなかった。


「月島さん、やっと、笑った。」


「え?」


「俺たちと話していても少し緊張していたみたいだし、きっと常務の部屋に居るときも、居づらそうだったから。」



倉橋さんは、あの短時間でもよく私を見ていてくれたみたい。

なんだか、嬉しくなって顔が赤くなった。