「花憐。」
不意に秋に名前を呼ばれる。
「気にしないで仕事しなさい。」
秋の言葉に、
「はい。」
と小さく答えて、席に座り資料を見た。
「ああ、君が花憐さんか~。入ってくるときに、島津に今日は常務がピリピリしているから気を付けるようにって言われたんだが。ハハハッ」
と豪快に笑い始めた。
「森、お前は俺に仕事の用で来たんじゃないのか?」
冷たい顔で森室長を睨む秋。
「ああ、そうだった。そうだった。」
それから、3人で仕事の話をして部屋を出て行くとき、また私に頭を下げてくれた二人に私も頭を下げた。
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