「あの会社をよそ者の力を借りないと大きく出来ないような男になったつもりは無い。
今どき、政略結婚?
俺も、もちろん俺の両親もそんな事するつもりは無い。
信じられないなら、俺の傍で見てればいい。
そんな事を言ったことを後悔させる位、あの会社を大きくしてやる。
でも、間違うなよ。それは、会社の為でも両親の為でもない。
君の為だ。」
「私?・・・・」
「ああ、花憐と二人で幸せになれるために。花憐に不自由な生活をさせない為だけにだ。
もちろん、俺がトップに立ったら、あの会社の従業員全ての生活を担うことになるんだから、そのこともちゃんとわかっている。
だけど、俺の一番はいつでも花憐だから。
花憐が俺の隣で笑っていることだから。」
