もう少しだけ、あなたのそばに


「でも・・・・違い過ぎるもん。」


「何が?」


「私と秋では違い過ぎる。」


「何でだよ。同じだろう?」


「違うよ!・・・全然違う。・・・私には何も無いから・・・」


「花憐、俺は・・・」


「私には何もないの!・・・だって、私は一人ぼっちだもん。

私と居ても秋には何もしてあげられない。

学生の私には秋のお仕事を支えてあげることも出来ない。相応しくないの。


何も・・・何も出来ないの・・・・。」



最後は消えてしまいそうな声になってしまった。


言っている自分が惨めで。


本当に何も無い自分が悔しくて。



だけど、秋はそんな私を強く抱き締める。


「何だよ、それ。いっぱい持ってるよ、花憐は。


それに一人ぼっちじゃない。俺がいるじゃないか。
ずっと、傍にいたろ?」


「でも!・・・・でも・・・」


「何だよ。全部言ってくれ。花憐の本当の気持ち。」


私の背中を摩りながら、全部言えと秋は言う。