そう言って、涙目で睨んでくる。



どうやらいつも通りに、戻ったらしい。



コッチの方がらしいけど。



「ん、分かってる」



頭の上にのっていた手で髪の毛をクシャクシャして、俺は部屋を出る。



大丈夫。



なぁ神様。



もしいるんなら、ちゃんと見といてほしい。



これくらい、余裕でやってのけるから。



俺達なら、きっと。



そうだろ、意地っ張りなお姫さん?