おみくじの前にたどり着いた時、そこには物凄い人だかりが出来ていた。
「…行くか」
「うん」
なんだか…。
今年1年の運が決まるかと思うと、ドキドキしてくる。
「…金取るのかよ」
ブツブツ文句を言う流はほって、あたしはおみくじをふる。
“カランカラン”
……よしきた!!
「で、でたっ!!」
「ん」
番号は…
「あたし、49…!」
……う。
なんか縁起悪っ!
「…25か」
うわ、それにこ(25)じゃん。
縁起よさそ~。
沢山ある引き出しから、49の数字が書かれた引き出しを開け、中の紙を取り出す。
………。
んな、なにこれ…。

