わがまま姫♀




2度目の好き。



ほんとに俺、どうかしてる。



けど仕方ない。



「俺はお前が好きだし、両思い成立だな」(←超早口)

「え!?今なんて…」



多分赤くなったであろう俺の顔。



恥ずかしさから、見られる前に再び唇を重ねた。



「……っ…」



姫央も、初めて抵抗しなかった。



初めて素直に受け入れた。



そのせいか、勢い余って砂の上に押し倒した。



「…ちょ、ちょっと!」

「だから喋んなって」

「じゃなくって!何してんのよ!?」



この状況、圧倒的に俺のが有利。



「ここ外だし!昼だし!」

「それ、室内で夜だったらいいってこと?」

「違うっ(恥)いーからそこどいてよ!」

「雰囲気にまかせて流されてくれるかと」

「アホかぁ(殴)!!」



…ちっ。



つまらない。