わがまま姫♀




「分かりました」



記者①が諦めのため息をつく。



よかったー…。



「では、他を当たりますね」

「失礼しました」



そう言うと、3人は今沢家を出ていった。



奪い取った写真を、ジーッと見つめる。



あたし、顔赤い。



流はいつものクールフェイスなのに。



流の待つところへ行こうと外へ出たその時、あたしの瞳にあるものが飛び込んだ。



流と、千果ちゃんだ。



それも2人で。



まだ話してたの…?



「………」



楽しそうで。



壁を作ってない流は珍しく。



流と相当親しいことがわかる。



……羨ましい。



あたしと流の間に流れる空気とは、また別のもの。



全く違う穏やかな空気が、そこには流れてる様で。



余計悲しくなった。



あたしは、特別?



自信なんてないんだよ。



ねぇ、分かってる?



形だけ。



そう言ってしまえば、簡単に終わってしまいそうな気がして。