「よし!」 何かを思い付いたらしい遥が、大きな声を出す。 なんだか嫌な予感。 「な、なにすんの…?」 恐る恐る聞いてみる。 遥の目は、メラメラ(炎)ギラギラ(獣)していた。 獲物を見つけた猛獣の目。 「あたし、捕まえてくるっ」 「えっ?!」 遥は狙いを定めている。 「ちょ、なに言ってんの?!」 「大丈夫!姫央もやってみなよ」 …いや、できれば一生遠慮したい。