「百合果、顔赤いよ?」

「熱でもあるんじゃねーの」

「だっ、だだ、大丈夫よ!!」



あ、ちょっと戻った。



「も、桃井さん!流くんはしばらくくアナタの好きにすればいいじゃない!?」



椎野は姫央にそう言い捨てると、自分の席に戻っていった。



「好きにすればいいじゃない」って、だから俺=お前の私物じゃねぇっての(怒)



しかし直人も物好きだ。



俺は、俺を私物にしない奴が絶対条件だな。(←それもおかしい)



「でさっ、2人は心の底から愛し合った仲なんだよね?」



頼むから、その言い方はやめろ。



いつぞやの劇を思い出すから。(←つい先日です)



あれは永久封印すべきものだ。



「え、うん…?」

「なに、その微妙な反応!本当に心の底から愛し合う仲なの!?」