わがまま姫♀




「あのね、次で最後だけどさ。観客からの要求があったら、たとえどんな事でも絶対に絶対にやってね!!」

「「は…!?」」



どんな事でもって?!



「限度があるよね?!」

「ううん、ない」

「ない?!」



なにを言ってんの!?



だいたい、要求ってなに!?



「やだよ。どうせろくな事言わねーだろ」

「やだはなし!」

「無理」

「どうしてもやらないって、言うんなら…」



“ゾクッ”



な、なんだか寒気が。



「…なんだよ」

「デデデーン!」



遥があたし達の目の前に、なにかをつき出した。



「!?」」



まじまじと見るとそれは、



「うぎゃっ!!」

「~~~~。…暇人め」



遥は、あたしたちの反応を見て満足そうだ。



「ヘッヘヘーン!名付けて姫央&流の、ちょう恥ずかしいショット!」