だだだだだ、だって!!



水着なんだもん!!



上半身裸だよ!?



直視なんてできるわけないじゃん(恥)!



仕方なく、遥と牧原を見るしかないのだ。



「おい」

「…な、なに?」

「お前泳がないの」



お、「泳がないの」って!



あの2人の中には、到底入れそうにないし。



「あたしは…まだいい」

「ふーん」

「……うん」


でも。



「流は泳いでくればいいじゃん」

「んー…」



もしかして…



あたしと一緒にいてくれてるとか?



いや、いやいやいや!



ないない。



それはない。



勝手な妄想はよそう。



あたしは変な妄想を吹き飛ばし、再び遥と牧原に目を移した。