ふ、2人!?
普通に無理でしょ!
いきなりハードル高いよ!(←姫央にとっては)
とんでもなく気まずくなんのが、目に見えてるよ!
……あ!
あたし今、とんでもなく素晴らしい案を思い付いたんだけど。
「あ、あのぉ、2人っきりはまだ恥ずかしいんで、Wデートじゃダメ…?」
チラッと正面の流を見ると目が合い、あたしは顔で必死にお願いする。
「(ちょっとお願い!アンタからも頼んで!)」
「(なんで俺が。大体デートなんてそんな面倒くさいこと…」)
“ムギュッ”
「(#@□%♂※*)っ?!」
あ、ちょっとやりすぎた?
軽く足を踏んだつもりが、ちょっと力が過ぎたみたい(笑)
「(ごっめんなさーい?)」
「(……暴力女)」
「(だから謝ってんでしょ!)」
「それなら、お前達がそれでいいならそうしなさい」

