五時間目の授業を終え六時間目の授業も、もう終わり。という頃


私は昼休みの屋上でのことを思い出していた




「おい、花咲!!
ちゃんと話聞いてんのか!!」


机に肘をつきポーっとしていると
先生の怒鳴り声が私に飛んできた



『うわっ、は、はい!

……何、言ってるんですか先生
ちゃんと聞いてましたよ??』



額に汗を滲ませながらニコッと先生に微笑みかける


ホントか~?と怪しみながら見てくる先生を上手くかわす





ほー。怖かった
只でさえ苦手な数学に加え、あの先生だ。
話を聞いてないのがバレたらプリント山積みやらされる所だった…





あんなくだらないこと考えてるから
注意されんのよ!

自分に渇をいれる







私、陸海、安藤、彼方君
この四人は何だかんだ言って気が合う

出会って間もない二組は意外にも馴染んでいる




今の私はそれに気付いていないふりをしていた