私の反応を見て川崎は



「ははっ、美羽ちゃんて本当に無自覚だよね、さすが天然

もうそろそろ授業始まるから席に戻るねー」



『あ、うん、川崎君じゃーね』



川崎に向かって小さく手を振り
私もすぐに自分の席へ着く




「ねぇ、美羽」



さっきから椅子に座ったままの陸海が後ろを向いて私を呼ぶ



『ん、なに?』




「川崎って絶対、美羽のこと好きだよね」


『気付いてた?私も思ってたんだよね』


「だって態度に出すぎだしねー」



授業が始まるまで川崎のことで盛り上がる