安藤の呼び掛けも気にせず先に先にと歩いていくと





「お姉ちゃんを悪く言わないで!!!」




多数の男の子に囲まれ泣きながら私を庇う優がいた




『優?!』


「お姉ちゃん!!!」


『あんた達なにやってんのよ!!!!

大勢で一人に寄ってたかって!』



怒鳴りながら近寄っていくと
「うわあああ」と叫びながら逃げていく男子達だが

一人の男子が




「うるせー!!!性悪女!!

俺の兄ちゃん泣かせやがって!!!」とアッカンベーをしながら叫び走っていった




『優?大丈夫?何もされてない?』


「うん、ちょっと脛を蹴られただけ」


『はあ?!ちょっとじゃない!
私の可愛い優に手だしやがって!許さない
次見つけたらただじゃおかないんだから!!!!』