『今日は本当にありがとう』


下まで着き、安藤にお礼を言う


「なにがだよ」


「助けてくれたのもだし、優と遊んでくれたのも。

今日初めて会ったようなもんじゃん?
それなのに優があんなになつくなんて…初めてだよ


優、スゴい嬉しそうだった」



「まぁな」


『なんか、お礼しないとね!!』


ニコッと笑って言うと、安藤は少し耳を赤くしてそっぽを向いた


「別にお礼とかいらねぇし」


『でもさぁ…』


私が言いかけたところで


「なぁ」

と、真剣な表情で私の方を向いてきた


『ん?』




「じゃぁさ、そんなに礼をしたいなら…」